業務用フードスライサーの価格はどのくらい?選定ポイントも紹介!
公開:2024.01.29 更新:2024.01.29業務用フードスライサーは本体サイズ、機能性、素材が価格に影響します。大きな本体や高性能なモデルは高価です。ステンレス鋼などの高品質素材も価格を上げます。価格帯と性能のバランスを考慮し、目的や用途を明確にし、複数メーカーから比較検討する必要があります。
目次
業務用フードスライサーの価格は?
業務用フードスライサーは、大型で機能性に優れているため、高額なものも数多く販売されています。こちらでは、業務用フードスライサーの購入をご検討中の方のために、フードスライサーとミートスライサーの販売価格をご紹介いたします。
◇フードスライサーの価格
日本給食設備株式会社と三省堂実業株式会社が販売するフードスライサーの価格と、それぞれの特長は次のとおりです。
フードスライサー FS型(日本給食設備株式会社)
価格(2024年1月時点)
FS-36N ¥1,239,000(税別)
FS-130 ¥1,830,000(税別)
電気式とコンベア式を採用したフードスライサーです。葉菜や根菜など幅広い食材のスライスができ、食材を剥いたり刻んだりできるため、大量調理に適しています。食品を直にのせる食材送りベルトは、簡単に脱着し洗浄できるため、機械を常に清潔に保てます。オプションで各種プレートを追加することも可能です。
フードスライサー MJ-100(三省堂実業株式会社)
価格(2024年1月時点)
1,204,225円(税別)
食材をベルトコンベアに乗せるだけで、食材をスライスできます。シンプル設計で、標準2枚刃使用時にはワンタッチでスライス寸法を1、2、3、5、8。10、15、20mmの変更が可能です。便利な自己診断機能が付いていて、食材が詰まってしまっても、コンベア逆転機能により食材を取り出せます。ただし、冷凍肉、冷凍魚など硬い食材はスライスできません。
◇ミートスライサーの価格
なんつねが販売するミートスライサーの価格と、それぞれの特長は次のとおりです。
HBC-2B なんつね スペシャルフードスライサー(なんつね)
価格(2024年1月時点)
540,540 円(税込)
冷凍肉と加工製品をスライスできます。ドリップトレイが搭載されているため、チルド肉をスライスしてもドリップやクズが機械の下に溜まりません。アルミ特殊皮膜加工を施していて、分解して掃除ができるためメンテナンスも簡単にできます。
NF-280 なんつね 卓上冷凍スライサー(なんつね)
価格(2024年1月時点)
1,138,500 円(税込)
コンパクトサイズで、卓上で使用できる冷凍肉(-8℃〜-2℃)専用のミートスライサーです。卓上スライサーでありながら、スライス速度は[50Hz] 42枚/分、[60Hz] 50枚/分を誇ります。一台で、ハムやマトンにも対応できます。
価格は変動する可能性があるため、詳細を知りたい方は公式ホームページの詳細を確認するか、直接メーカーにお問い合わせください。
フードスライサーの価格を左右する要因と使用感
購入するなら安いに越したことはありませんが、品質が悪かったり、用途に合わなかったりしたら意味がないため、価格による性能の違いを理解しておくことが重要です。こちらでは、フードスライサーの価格を左右する要因と、フードスライサーの使用感を口コミを参考にしながらご紹介いたします。
◇フードスライサーの価格を左右する要因
フードスライサーの価格には複数の要因が影響します。その中でも主な要因を以下で解説します。
本体サイズが価格に大きな影響を与えます。通常、大きな本体は多くの種類の食材に対応でき、そのため価格も高くなります。大きな本体には強力なモーターや大型のカッティングブレードが必要で、これらの要素はコストを上昇させます。
さらに、フードスライサーの機能性も価格に影響します。高価なモデルは通常、機能性に優れています。これには動かし方(手動または自動)、用途(スライス、剥く、切る、刻むなど)、食材の硬さ(冷凍、解凍、半解凍など)、カットできる食材のサイズ、スライス幅、スライススピードなどが含まれます。高性能なモーターや特別な刃物を備えることで、これらの機能が向上し、価格が高くなります。
最後に、フードスライサーの本体素材も価格に影響します。ステンレス鋼は高価で、ステンレス鋼を主に使用したモデルは高額になりますが、錆びにくく耐久性が高いため、高品質な製品に使用されます。一方、アルミニウム合金は軽量でコストが低いですが、耐久性には制限があります。したがって、素材の違いは価格に反映されます。
◇後悔?満足?ミートスライサーの感想から見えるポイント
ミートスライサーは便利な道具ですが、購入者の口コミからは満足と後悔の意見が出ています。ミートスライサーの使用感を詳しくご説明します。
満足できるポイントとして、以下の点が挙げられます。
まず、作業の効率化が図れます。特に冷凍肉や半解凍肉をスライスできる機種は、パワフルでスライス速度も速いため、仕込みにかかる時間を大幅に短縮できます。
また、ミートスライサーは切れ味が優れており、mm単位で厚さを調節できるため、料理の見栄えも向上します。
一方、後悔したポイントとして、以下の点が挙げられます。
まず、慣れるまでに時間がかかることがあります。一部の機種は分解した状態で届き、使用前に組み立てが必要です。説明が不十分な場合、慣れるまでに時間がかかることもあります。さらに、ミートスライサーは肉を扱うため、錆びることがあるため、日ごろからこまめなお手入れが必要です。
また、食材によってはうまく切れない場合があります。生ハムなどがうまく切れないという口コミもあります。
したがって、ミートスライサーを購入する際には、満足できるポイントと後悔したポイントを十分考慮して選ぶことが大切です。
後悔しない!フードスライサーの選び方は?
機能性の高いフードスライサーでも、購入して後悔している人がいるのも事実です。高額の機種を購入して、後々後悔しないように、フードスライサーを購入する際は、事前に以下の2点を確認しておくことが大切です。
◇価格帯と性能のバランスを考える
業務用のフードスライサーを購入する場合、設備に費用をかけすぎてしまうと収益が上がらなくなるリスクがあるため、費用対効果を検討することが非常に重要です。
フードスライサーの価格帯は幅広く、安いもので数万円、高価なものでは百万円以上になることもあります。そのため、選択する際には価格と性能のバランスを考慮する必要があります。価格帯と性能のバランスを検討する際に考えるべきポイントは、以下のふたつです。
まず、目的と用途を明確にすることが重要です。目的と用途をしっかりと把握することで、必要な機能が搭載された適切な機種を選びやすくなります。無駄に高性能で高額な機種を購入するリスクを減らすために、明確な目的設定が不可欠です。
また、価格と機能性はメーカーによって異なるため、複数のメーカーから似たような機種を選んで比較することも大切です。メーカーごとに価格や性能に違いがあるため、競合する機種を比較検討することで、最適な選択ができるでしょう。
価格帯と性能のバランスを考え、用途に合ったフードスライサーを購入することで、効果的な設備投資が実現できます。
◇アフターサポートがしっかりしているところを
フードスライサーを導入すると、業務の効率化が図れてコスト削減も実現できますが、安全に稼動できなければ、不具合が生じたり、故障して動かなくなったりするため、業務が滞りむしろ損失を被ります。
食材を扱うフードスライサーは、汚れがたまりやすくそれが原因で故障することもよくあります。そのため、フードスライサーを購入する際は、アフターサポートがしっかりしているところを選ぶことも重要です。
フードスライサーの購入に際して、メーカーの提供するアフターサポートの内容や充実度は非常に重要です。アフターサポートを比較する際に考慮すべき主なポイントは、以下の通りです。
まず、保証期間が挙げられます。異なるメーカー間で保証期間は異なることがあります。長期間の保証が提供されている場合、不具合が発生した際に安心感があります。
次に、修理にかかる費用が無償か有償かを確認することが重要です。無償で修理が行われる場合、追加の費用がかからずに安心して利用できます。
また、出張サービスが提供されているかどうかも検討ポイントです。出張サービスがある場合、機器のトラブルが発生しても、自宅や店舗に出向いて修理してもらえるため、便利です。
さらに、定期点検が提供されているかを確認しましょう。定期点検が行われることで、機器の健全性が維持され、故障の予防にもつながります。
最後に、故障した際に交換や返金が可能かどうかも重要な要素です。返金や交換が可能な場合、万が一のトラブルに対処する手段が確保されます。
これらのポイントを検討し、アフターサポートが充実しているメーカーを選択することで、長期間にわたり安心してフードスライサーを利用することができます。
業務用フードスライサーの価格について考えてみましょう。業務用フードスライサーは、その大型で高機能な特性から、一般の家庭用キッチン用具よりも高価なものが多いです。ここでは、業務用フードスライサーの価格について詳しく説明します。
まず、フードスライサーの価格帯は幅広く、数万円から百万円以上に及びます。この価格差には、さまざまな要因が影響しています。価格を決定する主な要因を以下で見ていきましょう。
一つ目の要因は、フードスライサーの本体サイズです。一般的に、大きな本体を持つフードスライサーは、より多くの種類の食材に対応でき、そのために価格が高くなります。大型の本体には強力なモーターや大きなカッティングブレードが必要であり、これらの要素は製造コストを増加させます。
次に、フードスライサーの機能性も価格に影響を与えます。高価なモデルは通常、機能性が高く、動かし方(手動または自動)、用途(スライス、剥く、切る、刻むなど)、食材の硬さ(冷凍、解凍、半解凍など)、カットできる食材のサイズ、スライス幅、スライススピードなどが向上しています。高性能なモーターや特別な刃物を備えることで、これらの機能が高水準で提供され、価格も高くなります。
最後に、フードスライサーの本体素材も価格に影響を与えます。ステンレス鋼は錆びにくく非常に耐久性がありますが、高価な素材です。そのため、ステンレス鋼を主要な素材として使用するモデルは、価格が高くなります。一方、アルミニウム合金は軽量でコストが低いですが、耐久性には制限があります。素材の違いは価格に反映されます。
価格帯と性能のバランスを考慮する際には、目的と用途を明確にし、複数のメーカーから似たような機種を比較検討することが大切です。さらに、アフターサポートの内容や充実度も重要な要素であり、長期間にわたり安心して利用できるかどうかも考慮すべきポイントです。価格だけでなく、性能やアフターサポートに着目して、適切な業務用フードスライサーを選びましょう。