プロの厨房を支える技術!アサヒ産業の業務用食肉スライサー
公開:2023.12.21 更新:2023.12.25アサヒ産業のフードスライサーは多様な食材に対応し、特に多層刃のシリーズは1,500台以上の実績を誇ります。カスタマイズ可能なカッティングピッチやHACCP対応など、衛生や効率向上にも配慮しています。
業務用食肉スライサーとしてのリーダーシップを持ち、サイクルカッター、水平切機、レシプロスライサーはそれぞれ生肉、魚介、加工肉の効率的なカットを実現。製品の特長やオプション、用途別モデルの紹介を通じて、アサヒ産業のフードスライサーが食品業界の様々なニーズに応えることをご紹介します。
目次
アサヒ産業のフードスライサーで作業効率UP!
アサヒ産業の製品が持つ特徴についてご紹介します。
幅広い用途に対応する多様な製品ラインナップ
アサヒ産業は魚介類や畜肉、野菜などのさまざまな食材の加工ができる製品を取り揃えています。衛生面や省力化、メンテナンスの容易さなどにも配慮した製品はたくさんの企業で導入されており、その中でも多層刃のシリーズは発売以来、1,500台以上の導入実績を誇っています。
また、水産品や畜産品だけでなく青果や惣菜、珍味、ペットフードなどの分野での納入実績も多いです。お客さまそれぞれのニーズに適した機械や仕様など、最適なセッティングを提案いたします。
カスタム設定可能なカッティングピッチ
アサヒ産業はお客さまの要望に合わせてカスタマイズもできます。さまざまな厚さでのカットに対応しており、最小2ミリから可能です。また、替え刃や替刃セット、テンダー用の替刃なども充実している点も特徴です。刃物ユニットを交換することで裁断幅を変更でき、表面筋入れや筋切りなど、多岐にわたる用途に柔軟に対応できます。通常のカットや筋入れはもちろんのこと、オプションを追加すればテンダー加工やサイコロカットも容易です。
また、MKシリーズの替刃セットは相互性を有しており、1台で数種類の替刃を使い分けられます。さらに、コンベア上で盛り付けスペースを確保できる「延長コンベア」や水平方向に刃物を設置し、高野豆腐の加工ができる「水平切り装置」などのオプションもあります。これにより、幅広い顧客ニーズに対応可能です。
HACCP対応型機の衛生面に対する取り組み
アサヒ産業の製品はHACCPに対応しています。本体はサビにくいオールステンレス製なほか、加工部分に触れる箇所は容易に分解・洗浄が可能です。さらに、コンベアベルトはワンタッチで着脱でき、汚れた際には丸洗いが可能なため、食材の残りや汚れを効果的に取り除けます。特に、食品業界のような衛生面に特に注意が必要な環境では欠かせないアイテムです。
業界をリードする業務用食肉スライサー
アサヒ産業の製品であるサイクルカッターと水平切機、レジプロスライサーの特徴をご紹介します。
生肉のカットにおすすめ!サイクルカッター
サイクルカッターは、魚介類と畜産肉の加工を目指して開発した製品です。この製品は、アサヒ産業独自の多層刃を備え、非常に優れた切れ味を提供しています。また、凍結や半解凍の手間を省きつつも、生のままの形状を損なわずに加工ができるのが特長です。
製品はオールステンレス仕様で製造されており、簡単に分解・洗浄できる設計となっています。コンパクトサイズのため、店頭での使用だけでなく、店舗などの限られたスペースでの設置にも向いています。
サイクルカッターにはCC-SとCC-Wの2つのモデルがあり、スペースに合わせた選択が可能です。CC-Wは幅広い設計となっており、特に広いカット巾が必要な現場におすすめです。一方、スペースがより限られている場合は、コンパクトながら有効なカット巾を提供するCC-Sが適しています。
魚肉を生のまま均一にカットする水平切機
水平切機は、主にマグロやサーモンなどの生の食材を均一な薄さにスライスするために開発した製品です。これまで手作業で行っていた水平方向のカットを機械化しています。
ハンドルを使用すればスライス寸法を容易に変更でき、さらには帯刃の回転速度やコンベアの速度も利用者が任意に調整可能です。また、コンベアベルトや帯刃は工具不要で簡単に脱着できます。水平切機は1段切りと2段切りの2つのタイプが提供されているため、用途に合わせて選択しましょう。
加工肉でもカットできる!レシプロスライサー
レシプロスライサーは、主に加熱された食品などのカットにおいて、素材や形状を繊細に保つための優れた機器です。連続的な品物の投入が可能な送りコンベア、工具なしでの取り外しと簡単な洗浄ができるコンベアや刃物ユニット、そして刃やコンベアの速度を自由に変更できる柔軟性が特徴です。全体がオールステンレスで構成されており、耐久性も兼ね備えています。
レシプロスライサーは「RV-5」と「RV-7」の2つのモデルがあります。RV-5は焼豚やかまぼこのような加工済み食品の垂直方向のカットに適しており、形状を崩さずに5mm以下の縦切りを繊細に実現可能です。一方で、RV-7は縦切り機と同様に加熱済み食品の斜め切りを提供します。
導入企業の声を紹介
実際にアサヒ産業の業務用フードスライサーを導入した企業の声を2つご紹介します。
顧客の声①
高知県に拠点を構え、水産加工業を営む興洋フリーズ株式会社様です。以前はアサヒ産業が製造した「マルチカッター」を使用していましたが、生産量の増加に伴い、旧機種だけでは対応できなくなったため、後継機種である「ミニマルチスライサー」を導入しました。
ミニマルチスライサーは刃物のカセットを簡単に入れ替えることができ、幅広いカット幅に対応可能です。多層刃を使用することで、カット幅を小さくしても処理スピードを維持できるのが大きな特徴であり、導入する利点です。
顧客の声②
コンビニエンスストア向けの総菜を製造している食品工場です。導入した製品は「RTM(自動回転装置)付き角切りライン」で、「Iライン」と呼ばれるコンパクトな設計です。スライサー2台を直列に配置し、その真ん中にRTMを設置することで、コンパクトでありながら高速処理かつ少人数での作業を可能にしました。
約3ヵ月間の導入後、平均歩留まりは97%で、基本的にはドリップ以外のロスがほとんど発生しなかったとの結果が出ています。
アサヒ産業のフードスライサーは、多様な食材に対応し、特に多層刃のシリーズは1,500台以上の導入実績があります。製品は厚さのカスタマイズが可能で、替刃やオプションも豊富。HACCP対応で衛生的な製品設計が特徴で、業界の要求に応えています。
サイクルカッターは魚介と畜産肉の効率的なカットを実現し、水平切機は生魚を均一にスライスできます。レシプロスライサーは加熱食品を繊細にカットし、モデルによって垂直方向や斜め切りにも対応します。全体的に洗浄やメンテナンスが容易で、オプションも豊富に揃っており、顧客の多様なニーズに対応しています。