なんつねは食の不可能を可能に!高性能フードスライサーを提供
公開:2023.11.17 更新:2024.03.05食品業界において、品質と衛生面の高い基準を満たすためには、高性能なフードスライサーが必要です。なんつねは、この要求に応えるため、高性能かつ信頼性の高い業務用フードスライサーを提供しています。
企業としてのなんつねの強みや魅力は、その革新的なアプローチと長い歴史に裏打ちされています。導入事例を通じて、なんつねの製品がどのように食品業界に価値を提供し、現場の課題を解決しているかを探求し、なんつねが食の世界にもたらす革命的な変革を紐解いていきます。
目次
食の不可能を可能に!挑戦を続けるなんつね
株式会社なんつねは、1925年に南常治郎によって創立され、最初は「南常刃物工作所」としてスタートしました。1929年には「南常工作所」と改称し、その後の歴史の中で独自の技術と製品を開発しました。
この中で、世界初の薄切り肉用生肉切断機を製造販売するなど、食品加工業界におけるイノベーションをリードしました。食材が持つ価値の国境をなくすことをビジョンに掲げています。
食を生み出すプロセスに貢献し、販売する商品の企画提案から食品工場の設計まで幅広いソリューションを提供しています。これにより、食品業界における新たな可能性を追求し、ビジネスの成功を支えています。
食品加工機械の製造販売を中心に活動していますが、単なる機械メーカーにとどまらず、ニーズに応じた食品工場の設計や商品企画にも取り組んでおり、幅広いソリューションを提供しています。
株式会社なんつねは、「食における不可能を可能にする企業」として、利用者と社会に挑戦し続けることを約束しています。90余年にわたる歴史と経験を活かし、食品業界における新たなイノベーションを追求し続ける企業として、食を提供する皆様の「できない」を可能にしています。
なんつねの業務用フードスライサーをご紹介
株式会社なんつねのフードスライサーは、食品業界において多彩な用途に対応する高性能な製品です。定厚・定量・パック定量のスライスから、チルド状態の肉の切り分け、高速な冷凍肉スライシングまで、食材や用途に応じた豊富なフードスライサーのラインナップがあります。その中からいくつかピックアップして製品について詳しくご紹介します。
◇ゼウス シングル / ゼウス デュアル
「ゼウス シングル / ゼウス デュアル」は、バラやロースなどの薄切り肉を高速かつ精度の高いスライスが可能な製品です。この製品は、定厚、定量、パック定量の3つの異なるモードを選択でき、食材の厚さや重量を簡単に調整できます。
また、新しいはがし機能により、スライスされた肉の伸びを防ぎ、コンベア上での整然とした配置を維持します。重量精度は±5%を実現しており、特にパック商品づくりに役立ちます。さらに、肉の加工において無駄を削減する設計により、肉クズの発生を抑え、99%以上の歩留まりを達成します。
この製品には、シングルモデルとデュアルモデルの2つのバリエーションがあります。デュアルモデルは2本のコンベアを個別に制御でき、異なる食材を同時に処理できます。左右別々に設定も調整でき、新しいアイデアを実現するのに便利です。さらに、自動盛付けロボット「スコーピオン」との連携が可能で、盛り付け作業を自動化できます。包装や値付け機とも連携可能で、スライス肉のパック商品づくりを効率化します。
◇NYL-160GS
NYL-160GSは、食材のスライス角度と配列を自在に調整できる特長を持っています。スライスの配列も自由自在で、コンベヤ上にお望みの間隔に設定することが可能です。さらに、枚数ごとの間欠送りも容易に行えます。幅広い種類の食材と用途に適応できます。お肉、お魚、その他、幅160mmまでの食材を設定どおりの角度とピッチで均一に斜めスライス・配列できます。
水平切りから斜め切りへの切り替えは、ハンドルを回して角度ゲージに合わせるだけで行えます。水平スライス(角度0°)によるしゃぶしゃぶやしょうが焼きなどの商品づくりから、焼肉材料の斜めスライス(角度0°~65°)まで、1台で2つの役割を果たすマルチ機能を備えています。高速スライスで1分間に最高200枚のスライスが可能で、任意の配列(連続・間欠)も簡単に行えます。
NYL-160GSは、安全性と衛生性を確保しています。カラータッチパネル表示を使用して、明快な操作が可能です。ステンレス特殊刃物鋼を使用しており、切断作業が効率的かつ精度が高いです。さらに、インターロック機構を採用して安全性を強化し、コンパクトな設計で場所を取りません。
導入事例からみるなんつねのフードスライサーの評判
◇ショウエイフーズ「NPC-PT」
ショウエイフーズでは、とんかつ加工において、スライス作業には一枚一枚の肉の重さを均等にする必要があり、熟練の作業者が必要でした。しかし、熟練作業者が不在の日や、作業に時間がかかることが課題でした。また、高い給与を支払う必要があるため、スライス作業に専念することの効率性にも疑念がありました。
機械が高額なことから導入に不安もありましたが、『NPC-PT』の実機デモをリ試用した結果、従来の熟練作業者よりも迅速にスライスが完了し、効率性が向上することが確認できました。また、他の競合製品に比べて価格が魅力的で、コンパクトなサイズがスペースに問題を与えないことも分かりました。
『NPC-PT』導入前は、4人の作業者が5日間でスライス作業に140時間を費やしていました。しかし導入後は、3人の作業者で3日間で63時間で作業が完了するようになり、時間の短縮が実現しました。熟練作業者は総合的な管理業務に移行でき、作業が大幅に効率化されました。さらに、スライス作業が誰でも行えるようになり、シフト管理が容易になりました。スライスから袋詰めまでの作業もライン化でき、全体の効率性が向上しました。
◇ダイコー株式会社「ヘラクレス」
ダイコー株式会社では、ミートスライサーの買い替えを検討していました。食品衛生上の観点から、スライサーを丸洗いしたいという要望があり、水洗い可能な『ヘラクレス』の導入に至りました。
導入に際し、『ヘラクレス』のサイズが従来のものより大きいことから、搬入時にトラブルが起きるのではないかという不安がありましたが、なんつねのメンテナンス対応やサポートは信頼していたため、不安はありませんでした。
導入時は搬入トラブルもなく1台目の『ヘラクレス』に満足し、すぐに2台目を導入しました。『ヘラクレス』は従来のミートスライサーよりも使いやすく、水洗いが可能なため、衛生面が格段に向上しました。また、トラブル時の対応も迅速で、要望がある際にもすぐに対応していただけるので大変助かりました。
株式会社なんつねは1925年に設立され、その歴史の中で食品加工業界における革新を牽引してきました。世界初の薄切り肉用生肉切断機を開発し、食品加工の可能性を広げてきました。なんつねは、食の生産プロセスにおいて革新をもたらし、幅広いソリューションを提供しており、食品業界に新たな可能性を追求し続けています。
なんつねの業務用フードスライサーは、高性能で多彩な用途に対応し、食品業界における多くの課題を解決します。『ゼウス シングル / ゼウス デュアル』は、高速で精度の高いスライスが可能であり、肉の厚さや重量を簡単に調整できます。『NYL-160GS』は、食材のスライス角度と配列を自在に調整でき、マルチ機能を持つスライサーです。
導入事例からみると、ショウエイフーズでは『NPC-PT』の導入により効率性が向上し、スライス作業時間が短縮されました。ダイコー株式会社では、『ヘラクレス』の水洗い可能性が衛生面の向上に寄与し、信頼性の高いサポートが導入を成功に導きました。
なんつねは、食品業界における革新とイノベーションを提供し、食を生み出すプロセスに貢献し続けています。その90余年にわたる歴史と経験により、食品業界の「できない」を可能にし、食品業界の成功に寄与しています。