おすすめ業務用フードスライサーメーカーを種類別にご紹介
公開:2023.11.17 更新:2023.11.21業務用フードスライサーは、食品業界で効率的な食材加工を実現するために不可欠な機器です。こちらでは異なるニーズに合わせておすすめの業務用フードスライサーメーカーを種類別にご紹介いたします。
アサヒ産業、吉泉産業株式会社、七島屋エンジニアリング、平井カンパニーなど、各メーカーが独自の特徴と高品質な製品を提供しています。食材の種類やカットの要求に合わせて最適な製品を選ぶために、各メーカーの特長や製品ラインナップを把握することが重要です。
目次
業務用フードスライサー種類と導入のポイント
業務用フードスライサーは食品業界や飲食業で広く使用されており、さまざまな種類が存在します。以下に、業務用フードスライサーの主な種類と導入のポイントをご紹介します。
◇業務用フードスライサーの主な種類
業務用フードスライサーは様々なタイプの製品があります。その中でも主要な2種類について解説します。
・マルチタイプのフードスライサー
マルチタイプのフードスライサーは、野菜をメインとした様々な食材に対応可能なスライサーです。野菜だけでなく、やわらかい食材などにも対応できる特徴があります。例えば、油揚げやかまぼこ、フルーツ、チーズ、ハム、ソーセージなど、多彩な食材をスライスやカットするのに適しています。
また、オプション刃を使用することで、輪切り、薄切り、ダイス、短冊切り、様々な切り方に対応可能な場合が多く、1台で多目的に利用できます。
マルチタイプのフードスライサーは、飲食業や食品加工業界で非常に汎用的で、多くの用途に適しています。レストラン、カフェ、食品加工工場、また家庭用としても幅広く利用されています。そのため、様々な業態や料理スタイルに合わせて使えるのが魅力です。
・業務用ミートスライサー
業務用ミートスライサーは、食肉の鮮度を保ちつつ、高速処理が可能な不可欠なキッチンツールです。食材と機器の接触部分は衛生基準に適合したステンレス鋼や食品グレードの材料で作られており、衛生的な設計が特徴です。低温で高速に処理することで、お肉の鮮度を維持し風味や食感を損ないません。冷凍肉の加工にも適しており、-3℃から-4℃の低温での処理により、高品質な仕上がりを実現します。
◇導入のポイント
フードスライサーを導入する際は以下のような要点に注意が必要です。
・用途の明確化
加工したい食材やカット方法など用途を明確にします。特定の食材のみ加工する場合、その食材に特化したフードスライサーを選択することも有効です。スライスした際の厚みやカット方法などニーズにあった製品を選ぶことが重要です。
・安全性と衛生性
食品業界では食品衛生が非常に重要です。フードスライサーは食材と接触する部分がステンレス鋼や食品グレードの材料で作られ、簡単に分解でき、洗浄が容易であることが必要です。
・メンテナンス性
フードスライサーは定期的なメンテナンスが必要です。部品の交換や研磨が容易で、長寿命であることが好ましいです。
・スペースと予算
業務用フードスライサーは一般的に大きく、スペースを確保する必要があります。厨房内のスペースと予算を考慮して適切な機器を選択しましょう。
・ブランドと信頼性
信頼性の高いブランドから製品を選ぶことが重要です。長期間にわたって頻繁に使用される機器であるため、品質とサポートが必要です。
マルチタイプの業務用フードスライサーを提供するメーカー
◇アサヒ産業
アサヒ産業は、食品加工機械のパイオニアとしてニーズに合った食材加工機械の提案とカスタマイズを行う専門企業です。畜肉、水産物、加工食品など、多岐にわたる食材に対応しています。
すべての機種はオールステンレス製であり、水洗いが可能です。食材の鮮度を保つための殺菌オプションも提供しています。製品は誰にでも簡単に扱えるように設計されており、洗浄などのメンテナンスが簡便です。ニーズに合わせ、ベース製品に必要なオプション部品を組み合わせた最適な機械を提案します。
・アサヒ産業のマルチタイプフードスライサー
アサヒ産業のミニマルチスライサーは、カットだけでなく、オプションで表面スジ入れやテンダーなどの仕様に変更することも可能です。豚タン、イカリング、長ネギ、ベーコン、ジャーキー、きゅうり斜め切り、ホルモン、かまぼこ、豚カツ、イカ焼き、漬け物、牛タン、玉子焼きなど、多くの食材に対応できます。
オリジナルの多層刃を使用しており、食材を瞬時に切断するため、抜群の切れ味を実現します。これにより、迅速かつ正確なカットが可能です。生のまま加工ができるため、食材を冷凍や半解凍する手間が不要です。食材の鮮度や風味を保ったまま、加工できます。
加工製品が触れる部分は、工具を使わずに簡単に分解して洗浄できます。衛生的な状態を維持するために重要な要素です。さまざまなバリエーションでのスライスが可能で、食材加工の幅広いニーズに対応し、高速かつ高品質な加工を実現する優れた機械です
◇吉泉産業株式会社
吉泉産業株式会社は、食品加工機械における信頼性の高い独自ブランド「吉泉」を提供する企業です。業務用スライサーだけでなく、業務用洗浄機、脱水機、皮剥きなどの前処理機など、食品を加工するための幅広い製品を提供しています。
多品目を扱う企業として、効率的な機械のレイアウトを提案することが可能です。スライサーや洗浄機など、多様な製品を組み合わせてシステムラインを提供します。利用者のこだわりに合わせた製品を開発し、多様なフードビジネスのニーズに確実に応えるために努力しています。
・吉泉産業株式会社のマルチタイプフードスライサー
吉泉産業株式会社の万能スライサー | YS-6000W(Universal Slicer)は、切れ味とカットの美しさに優れた食品加工機です。操作パネルを使用して、簡単にカット設定を調整できます。スライス厚さは0.1㎜から80㎜まで自在に調整でき、スライス速度も柔軟に設定可能です。
カットされた食材は、整列して排出され、盛り付けや移し作業が簡単です。 野菜だけでなく、沢庵・野沢菜等の漬物類や、こんにゃく、卵焼きなどのやわらかい総菜にも対応可能です。
食肉に特化して業務用ミートスライサーを提供するメーカー
◇七島屋エンジニアリング
七島屋エンジニアリングは、倉敷を拠点に、業務用食品カッター・スライサーの設計から製造までを手がけ、その唯一無二の技術力で国内外の利用者に製品を提供しています。食材の種類や仕上げる姿形に合わせて、加工機の性能やカッティング内容を調整し、現場の要望に応えています。
利用者からは、「作業効率が向上した」「切れ味が素晴らしく美しい」と高い評価を受けています。七島屋エンジニアリングは、ニーズに合わせた高品質な製品を提供し、食品業界に貢献しています。
・七島屋エンジニアリングのミートスライサー
スーパーダイナカッターは、優れたカッティング機能と衛生的な構造を備えた製品です。このカッティング機は、食材をベルト上に置くだけで自動的に搬送し、カット作業を行います。独自の強制供給ユニットが、肉や魚など、さまざまな形状の食材を確実に捉え、スピーディーに切り分けます。さらに、ベルトの速度を調節できるため、さまざまな種類の食材のカットに対応できます。
七島屋エンジニアリングの技術により、ミクロン単位で上下の刃を組み込み、ハサミ方式の剪断カットを実現しています。これにより、食材細胞の破壊を最小限に抑え、旨味成分がカット面から流出することを最小限に抑えます。結果として、カット面は美しく仕上がり、高品質な食材を提供できます。スーパーダイナカッターは、効率的なカッティングと品質の保持を両立させた優れた製品です。
◇平井カンパニー
平井カンパニーは、食品加工業界のニーズに対して柔軟で幅広いサービスを提供し、機器の提供からアフターサービスまで、一貫してビジネスをサポートしています。生鮮食品や惣菜、米飯など、多種多様な食品加工機器を販売しています。
また、真空包装機や自動化・省力化機器、環境・衛生機器、特注の板金物、塗床工事、省エネ事業など、要望に合わせた機器やサービスも提供しています。ミートスライサーのラインナップも豊富で、折曲整列機能付スライサーや歩留まり99%と高い歩留まりの高速スライサーなど高性能なフライサーを多数提供しています。
・平井カンパニーのミートスライサー
平井カンパニーのミートスライサーから3Dパック定量スライサー「ゼウス」をご紹介します。この製品は、高度な技術を活用して様々な食品加工ニーズに応える優れたスライサーです。
牛や豚などの異なる部位や、ロースやバラなどさまざまな原料に対応できます。厚み340mmまでの原料をスライスでき、うす切りからとんかつやステーキなどの厚切り商品まで幅広い加工が可能です。
3Dスキャナーを利用して原料の形状を計測し、スライス時に厚みや重量を自動調整します。これにより、製品の重量調整作業が大幅に削減され、生産性が向上します。「定厚モード」では均一な厚みでスライス、「定量モード」では1枚あたりの重量を一定に保ち、「パック定量モード」では1パックごとに重量を均等に調整するなど、3つのスライスモードを選択できます。これにより、多様な用途に対応可能です。
業務用フードスライサーは食品業界や飲食業で幅広く使用されており、主要な2つの種類があります。まず、マルチタイプのフードスライサーは野菜をメインとした多彩な食材に対応でき、オプション刃を使用して様々なカット方法に適した汎用的な機器です。飲食業や食品加工業界で広く使用され、多くの用途に適しています。
次に、業務用ミートスライサーは食肉の鮮度を保ちつつ、高速処理が可能なキッチンツールで、食材と機器の接触部分は衛生基準に適合した材料で作られています。これにより、食材の品質を損なわずに効率的に加工できます。
アサヒ産業は、食品加工機械の専門企業で、畜肉、水産物、加工食品など幅広い食材に対応するオールステンレス製のフードスライサーを提供しています。
吉泉産業株式会社は、業務用スライサーや他の加工機器を提供する信頼性の高い企業で、多品目を扱い、カスタマイズされた製品を提供しています。
七島屋エンジニアリングは、食材の切り分けに特化したスライサーを提供し、高い評価を受けています。その中でもスーパーダイナカッターは食材を自動的に搬送し、切り分ける製品で、切れ味と美しさに優れています。
平井カンパニーは、多種多様な食品加工機器を提供し、同社の提供する「ゼウス」というミートスライサーは、異なる部位や厚みの原料に対応し、3Dスキャナーを使用して自動調整を行う高性能なスライサーです。