プロセスセンターで活躍する日本キャリア工業の業務用フードスライサー
公開:2024.09.26 更新:2024.09.26プロセスセンターはスーパーマーケットの生鮮食品を一括加工する施設で、1980〜1990年代に導入されました。この施設は大量生産や品質向上を実現し、店舗の加工を代行します。肉、魚、野菜などの加工が行われ、効率的な配送が可能になるため、人手不足や人件費の問題も解決されます。
日本キャリア工業は、顧客ニーズに応じた自社製品をカスタマイズし、約40%の案件がその結果生まれています。現場のニーズを反映させるため、営業やメンテナンスが研究開発に参加しています。
株式会社カスミはマルハレススライサーを導入し、生産性を向上させました。いなげやは自動盛付ロボットQRP-001を導入し、省人化を実現しました。EY1-30とAXY-201は、それぞれ洗浄機能や均一な切れ味を持つ業務用フードスライサーです。
目次
大手スーパーマーケットのプロセスセンターとは?
プロセスセンターは、スーパーマーケットの生鮮食品を一括加工する施設です。1980〜1990年代に導入され、大量生産や品質向上を実現します。各店舗の加工を代行し、効率的で標準化された品質を保ちつつ、新製品の開発や多様な品揃えの向上にも寄与しています。
◇プロセスセンターとは
スーパーマーケットのプロセスセンターは、肉や魚、野菜などの生鮮食品の加工を一箇所で行う施設です。英語では「Process Center」と呼ばれ、略して「PC」とも言われています。
このプロセスセンターは、大量生産や品質維持のメリットがあり、1980〜1990年代に大手スーパーマーケットで導入が進みました。現在では、店舗内で加工を行う「インストア方式」に対抗する存在となり、一つの重要な派閥を形成しています。
◇プロセスセンターの役割
プロセスセンターは、各店舗に代わって仕入れや加工を行い、効率的に配送します。これにより、大量生産が可能になり、人手不足や人件費の問題も解消されます。
また、プロセスセンターでは最新の機器や技術を導入しやすく、品質の向上と標準化が実現できます。これにより、各店舗よりも高い水準で製品を提供できます。
さらに、食品の研究や新製品の開発も行い、外部への情報漏洩を防ぎながら、自社の独自性を強めた製品を作り出します。
最後に、プロセスセンターは多様な製品の加工を行うことで、店舗の品揃えを向上させ、顧客の満足度を高めることができます。
自社製品で柔軟に対応できる日本キャリア工業
日本キャリア工業は、顧客のニーズに応じた自社製品をカスタマイズし、50年以上にわたり耐久性や衛生面を追求しています。製缶工程を社内で行い、全工程を一貫して自社で対応することで、約40%の案件がカスタマイズ品となっています。また、現場のニーズを反映させるために、営業やメンテナンスが積極的に研究開発に参加しています。
◇自社製品でカスタマイズ可能
日本キャリア工業は、50年以上にわたり、味や食感、見た目などの顧客ニーズに応えています。採算性や耐久性、安全性、衛生面を重視し、特に「製缶工程」を社内で行うことで、迅速に柔軟な対応を実現しています。
導入予定の現場の視察から設置までを自社で一貫して行い、課題の提起や解決策の提案、設計、開発、製造を手掛けています。これにより、外注に頼らずに広範なニーズに対応しています。
この自社対応の姿勢がカスタマイズ可能な製品を生み出し、現在では案件の約40%がカスタマイズによるものとなっています。
◇研究開発
現場のニーズを正確に把握し、研究開発に活かすためには、営業やメンテナンスのスタッフが積極的に関与することが重要です。日本キャリア工業では、研究開発や製造だけでなく、営業やメンテナンス、設置、導入指導も自社で行っています。
このように、各部門との連携を強化し、チームとして取り組むことで、現場の視点を反映した製品が継続的に生まれています。結果として、顧客の期待に応えるより良い製品を提供し続けています。
現場の問題を解決する導入事例を紹介
株式会社カスミは、マルハレススライサーを導入し、生産性と品質を向上させました。習得期間を約1週間に短縮し、作業を効率化した結果、安定した大量生産が可能です。また、株式会社いなげやは自動盛付ロボットQRP-001を導入し、省人化と衛生向上を実現しました。
◇株式会社カスミ
株式会社カスミは、茨城を中心に北関東・首都圏で180店舗以上を展開するスーパーマーケットチェーンです。以前は食肉加工に「丸刃スライサー」を使っていましたが、技術習得に約3年かかるため、人材の高齢化や離職の影響で生産拡大や品質向上が困難でした。
この問題を解決するために、日本キャリア工業のマルハレススライサーを導入しました。マルハレススライサーは肉の温度調整が不要で、投入・加工・盛り付けも効率化され、以前より少ない台数で大量生産が可能です。
その結果、習得期間が約1週間に短縮され、5台の丸刃スライサーと10人のスタッフで行っていた作業が、2台のマルハレススライサーと5人のスタッフでできるようになりました。これにより、安定した大量生産が実現し、今後はプロセスセンターのブランディングも目指しています。
◇株式会社いなげや
株式会社いなげやは、首都圏の一都三県で約130店舗を展開するスーパーマーケットチェーンです。2023年に人材育成や仕組み化に注力しました。その結果、安全面や衛生面の向上、品質の標準化、生産性の向上を実現しました。
一方で、原料や人件費の高騰に対抗するためには、さらなる省人省力化が必要だという課題が浮上しました。これを解決するために、日本キャリア工業の自動盛付ロボットQRP-001を導入しました。このロボットは、豚ロースの盛り付けを代替し、鮮度感と美しさを向上させました。
操作も2日程度で習得できるため、特定のスタッフが不要になり、現在は外国籍を含む10名が担当しています。QRP-001の導入により、省人省力化が進み、労働時間が短縮され、スタッフのモチベーションも向上しました。今後は作業場を有人エリア・無人エリアに分けるなど、さらなる効率化を目指します。
工程を削減し省力化を実現するスライサー
EY1-30は、日本キャリア工業の進化した業務用フードスライサーで、バンドナイフの自動洗浄・研磨機能を搭載しています。また、AXY-201も均一な厚みと美しい切れ味を持ち、効率的なスライスが可能です。
◇EY1-30
日本キャリア工業の代表製品「マルハレススライサー」は、機能と価格が進化した業務用フードスライサーです。このスライサーは、バンドナイフの自動洗浄と研磨によって、身割れや厚みのばらつきを最小限に抑えています。
新モデルのEY1-30では、製作工程や部品数を見直し、より導入しやすい低価格を実現しました。オプションでパーツを選択できるため、必要な機能だけを追加し、無駄なコストを削減できます。
さらに、シンプルな構造と洗浄効率を意識したデザインにより、洗浄時間が大幅に短縮され、生産後の作業時間も減少しました。
◇AXY-201
EY1-30と同じマルハレススライサーシリーズの一機種で、均一な厚みと美しい切れ味が特長です。このスライサーは、肉のつなぎ目付近もスライス可能で、ハサミ作用によって確実にスライスできます。そのため、端が無駄になったり、屑が出たりすることはありません。
さらに、チルド肉のスライスや肉の連続投入が可能で、スライスした肉をコンベア状に整列する機能も搭載しています。この機能により、作業効率が大幅に向上し、よりスムーズな処理が実現します。
プロセスセンターはスーパーマーケットの生鮮食品を一括加工する施設で、1980〜1990年代に導入されました。この施設は大量生産と品質向上を実現し、店舗の加工を代行します。また、新製品の開発や多様な品揃えの向上にも寄与しています。
プロセスセンターでは、肉や魚、野菜などの加工が行われます。英語では「Process Center」と呼ばれ、略して「PC」とも言います。大量生産や品質維持のメリットがあり、店舗内で加工を行う「インストア方式」に対抗する存在として重要です。
各店舗に代わって仕入れや加工を行うことで、効率的に配送され、大量生産が可能になります。これにより人手不足や人件費の問題が解消され、最新機器や技術を導入しやすく、品質の向上と標準化が実現します。
日本キャリア工業は、50年以上にわたり顧客ニーズに応じた自社製品をカスタマイズし、耐久性や衛生面を追求しています。特に「製缶工程」を社内で行うことで、柔軟な対応を実現しています。約40%の案件がカスタマイズ品です。
現場のニーズを反映させるために、営業やメンテナンスのスタッフが研究開発に参加しています。研究開発だけでなく、設置や導入指導も自社で行うことで、現場の視点を反映した製品が継続的に生まれています。
株式会社カスミはマルハレススライサーを導入し、生産性と品質を向上させました。習得期間が約1週間に短縮され、安定した大量生産が可能となりました。株式会社いなげやは自動盛付ロボットQRP-001を導入し、省人化と衛生向上を実現しました。
EY1-30は日本キャリア工業の進化した業務用フードスライサーで、バンドナイフの自動洗浄・研磨機能を搭載しています。AXY-201は均一な厚みと美しい切れ味が特長で、肉のつなぎ目付近もスライス可能です。これにより、効率的なスライスが実現します。